お客様のご要望により名前と住所は伏せさせて頂きます。 こちらの物件は、約20年前に大手S社が建てた家です。(軽量鉄骨)ほとんど手入れも入っておらず、雨漏りや、床のきしみ、あちこちにガタがきていました。 お客様も新築したいと思われており、新築の為の準備(役所関係・許可)を何度か相談に行ったそうです。 と言いますと立地条件が特殊で、4m道路から1m弱くらいの道を35mぐらい入って行くこと、避難通路になる場所がなく、お寺の借地で隣が墓地なので通路を広げることも出来ない為です。 たまたま、他の工事で奥様と知り合ったこともあり、ご自宅で相談(雨漏りのことを含め)しました。 帰ってから設計事務所に連絡をして、なんとか新築出来ないか調べてもらったところ、 やはり帰って来た返事は隣の家の庭を壊して道路を広げるしか方法が有りませんでした。 「それじゃリフォームはどう?」と奥様が言った言葉が引き金になり、この家を全面的に直すリフォーム工事をすることになったのです。 |
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お客様のご要望として、まずはパネル型の壁じゃなくサイデイングにしたい。 階段の踏み板の幅をもっと広くしたい。 建物の揺れを少しでも減らしたい。 外断熱にしたい。 屋根を断熱材の入った軽い材質にしたい。 二重サッシ(複層ガラス)にしたい。 バリアフリーにしたい。 お風呂・キッチンを変える。 壁に珪藻土を使いたい(一部)などなど 当社ではCADにより出来上がりのイメージをお客様に提示し、打ち合わせを出来るのでかなり細かく見積もりをすることが出来ます。 一応リフォームなので開けてみなければ 分からない所も有りますが、こうすることにより工事後の追加を無くす(減らす)ことが お客様の安心になるからです。 ちなみにリフォームに関する図面やプランは当社で書きますので基本は無料です。新築に関しては設計事務所に依頼をしています。 この頃は図面とプラン・見積もりをしてから その金額を他の建築屋さんに見せて、これより安くやってと図面とプランをもっていって しまうケースも有りましたが・・・・・。 話がそれましたがお客様のご要望は、何箇所か困難なことが有りました。 それは軸組みが、軽量鉄骨と言うこと。 木造ならば耐震ベニヤを張り外断熱用のスタイルフォームなどを施工すればいいのですが、相手は仮にも鉄骨。 ましては軽量なので柱に穴を開けるのはあまりよくないからです。それに釘には耐震用が有りますが、鉄板ビスには 耐震用が無いからでした。 工事担当及び設計事務所とよく検討した結果コストが掛かるが そういう施工専用のボンド(ウレタン系)が有ることが分かりそれを使うことになりました。 | ||||
図面・プランも決まり無事契約も結ぶ事が出来ました。 そして工事が始まりました。 まずは解体工事です。中の方から壊していき、ある程度ゴミを出してから足場を組み外壁・屋根と順に壊していきました。 ゴミ出しが35m強有る為かなり大変でした。 | ||||
最後に屋根を壊して直ぐに屋根下地工事をしました。 フェイルト及びブルーシートで雨が降っても仕事が出来るようにしました。 次は基礎補強工事です。 前は布基礎だった為これよりも下がらない工事を施しました。 | ||||
そして鉄骨工事を進め(間柱が無かったため)大工の構造合半(12mm)張りが始まりました。 一本一本下穴を開けてボンドをきっちり入れかなり大変、雨も多かったので 中々進まなかったです。 ちなみにビスの数は9000本強でした。ボンドはガンタイプ 一本でベニヤ1.3枚くらいしか持ちませんでした・・・・・。 | ||||
アルミサッシを入れ、外壁下地工事も無事終わり、今度は断熱工事です。 まずはシートを張り、500ピッチで垂木をぶつけました。それから垂木の間に旭化成の ネオマフォーム(30mm)を入れました。 ※サッシは全て複層ガラス(一部セキュリテイー補強・ブラインド付き・シャッター)です。 | ||||
サイデイング工事は空気層を取る為、金物留めです。 厚みはあまり重くしたく無かったので、12mmを使いました。 | ||||
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